避難所運営ゲーム(HUG)をやってみました!

みなさん、こんばんは。cotocotoスタッフのかなです(⌒∇⌒)

みなさんはHUGってご存知ですか?

HUGとはH(hinanjyo避難所)、U(unei運営)、G(gameゲーム)の頭文字をとったもので、英語のHUG「抱きしめる」という意味ともかけていて、避難者を優しく受け入れる避難所のイメージと重ね合わせて名付けられたそうです(‘;’)

ゲーム感覚で楽しく避難所運営を模擬体験できます♪

HUGを初めてやってみました!

10月20日に徳島市のひょうたん島cafeで「避難所運営ゲーム(HUG)をやってみようinひょうたん島cafe」が開催されました。今回は防災士さんや徳島市内の児童館の関係者の方が多く参加されていた中、cotocotoの代表元木と私も参加させていただきました。

徳島でママ防災士として活躍されている瀬戸恵深さんに進行をお願いして、説明をお聞きしてからゲームスタート!

1グループ4〜7人くらいで、初めのうちは瀬戸さんが、途中からは各班の代表者がカードを読み上げていきます。そのカードには避難してきた方の名前や年齢、性別、配慮が必要なことが書かれており、次々読み上げられていくカード(このペースが結構早くて^^;)をチームのメンバーで相談し、できるだけ早くスムーズに、避難所に配置していきます

たまにイベントカードが混じっているので、それにも対応しなければなりません。

私が入れていただいていた班は、学校の体育館を主な避難場所にし、1階にあるの教室4部屋を「高齢者」「お子様連れ」「障がい者」「体調不良の方」と分けて使用する設定にしました。

ゲームがスタートして始めのうちは高齢者の方が多く、「高齢者」のスペースがどんどん埋まっていきました。
・高齢者と一緒に来られた娘さん、息子さんは体育館の方に行ってもらわないと、すぐに部屋がいっぱいになってしまう?
・認知症の方は特にいつもと違う環境に戸惑うと思うから、できるだけご家族の方と一緒がいい?

相談しながらどんどん振り分けていきます。

ペットを連れている方のカードもたくさんありました。
・犬はクラウンドにスペースを設けてそこにいてもらおう。
・猫も外かな。
・うさぎは?カナリアは?カゴに入っていたらOKなの?
・盲導犬はペットではないよね。障がい者さんの部屋のところかな?

イベントカードも間で入ってきます。
・受付はどこに設置する?掲示板は?
・毛布が届きました!どこに置く?
・トイレが使えなくなってしまいました。
・「洗濯させてください!」→水が止まってるんだから洗濯はできません!
・「トイレ貸してください!」→今使えない!
・「取材させてください!」→そんな状況じゃないでしょ(°_°)
・やっと仮設トイレ届いた。

車で避難してくる方もいました。
・家族に小さいお子さんやうつ病の方がいる→大勢の人の中より車がいい?
・ペットを連れているから車でいたいという希望される場合も。
・高齢者は長時間車の中は難しいよね?
・テントを持ってるので、校庭で広げてもいいですか?

体調不良の方は、すぐに体調の変化に対応できるようにまとまった場所にいていただいた方がいいかな。
・熱がある!
・持病の薬がない!
・怪我をしていて処置が必要な方も?

一人ひとりにじっくり対応する時間はなく、次々と読み上げられるので瞬時にカードを配置しなければなりませんでした。

正解のない問いにひたすら答えていく…

本当にこの判断で合っているのか?不安が積み重なっていく感じ。実際の避難所ではもっと難しい状況ばかりだろうな((-_-;)

気になる2人…

そして私がとても気になっていたのは、「両親を災害で亡くした兄弟2人」のカードでした。「お子様連れ」のお部屋に2枚のカードを配置したものの、次から次へと配られるカードの対応に追われ、最後までそのままの状態に。何かもう1アクションでも彼らのためにできたことはなかったかな?と考えていました。

他の班の対応を聞くと「受付近くにいてもらった」という案もあり、なるほどと思いましたし、瀬戸さんからもアドバイスが…

「保育士の方いらっしゃいませんか?と全体に訪ねてみて、いらっしゃったらそばについていてもらうとか。自分の子どもがいらっしゃる方は自分の子どものことで精一杯だと思いますし、そういうスキルのある方に協力してもらうのもいいのではないか。」

そうか!私も保育士資格は持ってます。子育てもしています。子どもさん大好きですし、教室でも子どもさんにたくさん接してきて勉強させていただいている。こんな場面に私でもできることがあるかもしれない!

そう思えました(*^_^*)

避難所開設、自分たちでできる?

役場の人達には役場の人の仕事がある。すぐに自衛隊も駆けつけられないかもしれない。

避難所に早く集まることができた地域住民が率先して避難所開設をしないといけない場合がほとんどだそうです。

正直、実際に避難所で自分に何ができるんだろう…と不安です。

でも私にも何かできることがあるかもしれない⁉︎と考えて、見つけて「私、これできます!やります!」と周りの方と協力することができたら、そんな想いでたくさん人が集まれば避難所運営ができるのではないか…いや、そうしなければならないのだと思います。

不安、パニック、悲しみの中で、実際の避難所はとんでもでもない状態、私が想像している遥か上で、大きくて、深くて、たくさんの方の想いが入り混じって。グチャグチャ。ライフラインや衛生環境も普段通りではない、使えない、劣悪。

毎日の生活の中で災害時のような非常事態を考えることは辛い、面白くない、面倒臭い、忙しくてそれどころじゃない方が多いかもしれません。

でも私は今回、HUGに参加する機会をいただき、グループでゲームを通して楽しく、真剣に、悩んで、協力して避難所運営の模擬体験ができたことはとてもいい経験になったと思います。

「はぴブカ」第5期も活動中です!

cotocoto「はぴブカ」5期も活動中です♪活動期間は10月~12月。

毎月第1日曜日朝6時から1時間程度、完全オンラインなので

・第1回10月1日㈯「最近起きた台風や地震の時、みんな何した?」

・第2回11月5日㈯「幼児食、離乳食も!コンビニ食材でアレンジ活用!普段から活用していざという時冷静にご飯が作れる管理栄養士のおすすめ食選5」

・第3回12月3日㈯「避難所での性被害について~対処法は?(予定)」「避難所で不安の中過ごす人の心理(予定)」

の活動内容を考えています(^^♪11月からの参加もOK!

ぜひ防災について家でも職場でも避難所でも自分が今できることは何だろう?と、はぴブカに参加して一緒に考えてみませんか?

気になる方は、ぜひお気軽にお問合せくださいね!

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