株式会社cotocoto
代表取締役 もときみさき

 

徳島県徳島市出身。四国大学生活科学部管理栄養士養成課程修了。大学卒業後、小学校栄養士を1年務めた後、保育園栄養士として7 年勤務。管理栄養士、栄養教諭一種、フードコーディネーター等資格多数。2 コ下のちゃっかりパパ、元気いっぱい長男、おっとり次男の3人家族のママとして家事や育児に奮闘中。好きなことは、人の笑顔を見ること、思いを伝えること。前向きな性格と熱いハートで、ふるさとの食育活動を推進中。

 


 

cotocotoの想い

子どもたちの未来に関わりたくて

はじめまして。cotocoto代表の元木美咲です。ホームページに訪れてくださった皆さん、本当にありがとうございます。ここでは、私自身の食育に対する想いや、cotocoto をスタートさせた理由について、ちょっぴり熱く語らせていただければと思います(笑)。

私が大学に入学した年は、ちょうど国の食育基本法が制定され、小・中学校で児童や生徒に食の指導を行ったり、学校給食の管理・運営に携わったりする「栄養教諭」の制度が始まりました。当時から「子どもの食育に関わりたい!」と思っていた私は、がんばって栄養教諭や管理栄養士の資格を取得。卒業後、栄養教諭として働くことは叶いませんでしたが、小学校の栄養士として1 年、保育園の栄養士として7 年勤務することになります。

当時から前向きな性格で、小学生の偏食指導や完食に関する調査など「学校の栄養士がそこまでするの?」という活動を自発的に行っていました。今思えば社会人1年目でよくそんなことが出来たな~と自分で関心してしまうぐらいです(笑)でも、それだけ真剣に、子どもたちの食育に関わりたかったんですよね。

 

悩みに寄り添うことの難しさ

そんな私が起業の道に進む一つの転機になったのが、我が子でした。今までは保育園の栄養士として離乳食をつくったり、保護者の方にアドバイスをしたりしてきましたが、実際に自分がママになった時に「あれ?食べてくれない・・」って焦ったんです。そこで初めて離乳食って教科書通りにいかないんだなって思いました。可愛い我が子の泣いてる気持ちや食べない気持ちが分からず、一緒に泣いたこともありました。想像以上の子育ての大変さを、ママになって痛感したんです。お母さんって思った以上に忙しいし、離乳食を教科書通りにやる時間もない。私たちの考える理想通りに動けるわけではないことを、そこで初めて痛感したんです。

さらに、次男は低体重児として産まれてきました。おっぱいやミルクを飲む力もないので、体重が増えない。私なりに頑張っても結果が見えてこない不安と、「私のせいでこの子は体重が増えない」レッテルを貼られているようでどんどん自信がなくなっていきました。そんなときに、ある助産師さんに話をじっくり聞いてくれて、うなずきながら「大丈夫、ママよう頑張っとるよ~」と言ってくれたのが本当に嬉しかったことを覚えています。自分がその言葉や行動で勇気づけられたように、私も今までの経験や知識を活かしてママたちの勇気や希望となる存在になりたいと思い、cotocotoを立ち上げました。

cotocotoが大切にしている①よりそい②むきあい③わかちあうは、私の実体験から生まれたものなんです。
全く野菜を食べない子どもがパクパク食べたり、いきいきとした表情を見せたり。それは、私も涙が出そうになるほど嬉しい瞬間です。生徒さんと家族のような関係を築きながら、共に育っていく子どもを見守る。そんな思いが、私がこの仕事を続ける原動力となっています。

食であなたのそばに WAKUWAKUを

子育ても食育も正解なんてないんですよ。ときどき薬のように便利な処方箋があったらどれだけ楽かと思うこともありますが(笑)ママたちは、正解がないから困っているんだけど、私は正解がないからこそWAKUWAKUするんですよね♪
でも、ママたちの気持ちは痛いほど分かるんです。ママになるとWAKUWAKU出来なくて、講師になるとWAKUWAKUする違いって何だろう?って考えたんです。それはね、講師として第三者が関わらせていただくことで、客観的な視点からアドバイスを行えて、最善の策をより冷静に一緒に探すことができるんですよ!

 

ここを第2 の食卓にしてほしい

実際に子どもや親子を対象にした料理教室を開催してみて、気づいたことがたくさんあります。その一つが、教室に参加しているうちに、子どもの新たな一面が垣間見えることです。

一人ひとりの性格や状況に応じたアプローチを行うことで、全然野菜を食べない子が食べたり、いきいきとした表情を見せたり。それは、私も涙が出そうになるほど嬉しい瞬間です。参加者と家族のような関係を築きながら、いっしょに育っていく子どもを見守る。そんな思いが、私がこの仕事を続ける原動力となっています。

何度も言いますが、食育に正解ってないんです。逆に「言われてイヤだな」と思ったり、思われたりすると、それが間違いなのです。でも、私のような第三者がそこに関わらせていただくことで、客観的な視点からアドバイスを行い、最善の策をいっしょに探すことができます。cotocotoの教室を通してコミュニケーション能力が高まったり、自分に自信が持てるようになったり。

そんな食育から生まれる可能性を、これからも力強く、そして柔軟に探していければと思います。離乳食や子育てに奮闘するパパやママ、そんなに一人で悩まないで。私たちといっしょに子どもの未来を見つめ、いっしょに笑ったり泣いたりしながら、幸せな未来を見つけましょう。

cotocoto代表 元木美咲