🍁 cotocoto通信 10月号 子育てで大事にしたいこと
子育てで大事にしたいこと
気づけば、cotocotoの料理教室を始めて7年目。
ということは、私自身の子育ても7年目になりました。
まだまだ「子育て道半ば」ではありますが、
この7年間、たくさんの子どもたちや保護者の方と関わる中で感じるのは、
子どもの成長は“経験”の積み重ねの中にあるということです。
うまくいくこともあれば、うまくいかないこともある。
でも、そのどちらの時間も、確実に子どもたちの中で“生きる力”になっていく。
ときには「この経験をさせてよかったのかな」と
親として迷うこともありました。
でも、「経験の中で感じ、考える」ことこそ、
子どもたちにとってかけがえのない財産なんですよね。
そんな“経験”の中でもとても大切な、「脳の経験」について少しお話ししてみたいと思います🧠✨
🧠「脳の経験」ってなんだろう?
子どもたちは、日々の小さな体験を通して「脳の経験」を積み重ねています。
“うまくいった”“できなかった”という結果よりも、
「どんな気持ちで」「どんなふうに頑張ったか」という過程こそが、
脳の成長にとって大切な材料になります。
✨ 4つの経験を比べてみよう
下の図を見てみましょう👇

この4つのうち、**脳の経験として一番よくないのは「頑張らなくても結果が出た」**です。
🌱 なぜ「頑張らなくてもできた」は良くないの?
脳は「このくらいの力でできた」と記憶してしまいます。
その結果、次に挑戦する意欲や粘り強さが育ちにくくなります。
一方で、「頑張ったけどうまくいかなかった」経験は、
脳に“成長の回路”を作る大切な体験。
「どうすればうまくいくかな?」
「次はこうしてみよう!」
こうした思考を繰り返すことが、
子どもの「考える力」「挑戦する力」を育てます。
🍲 食卓でできる“脳が喜ぶ声かけ”
cotocotoが大切にしているのは、
「結果よりも過程を認める」こと。
子どもが挑戦したとき、こんな言葉をかけてみましょう👇
- 「すごいね!」よりも → 「がんばってたね」「最後までやってみたね」
- 「できたね!」よりも → 「工夫してたね」「考えてたね」
「見てくれてる」「がんばりを認めてもらえた」と感じると、
子どもの脳は“また挑戦したい!”という前向きなサインを出します🌈
🌸 まとめ
子どもにとって大切なのは、「結果を出す力」よりも「挑戦を続ける力」。
うまくいかない日も、できなかった日も、すべてが“脳の経験”です。
その積み重ねこそが、生きる力の土台になります。
「完璧じゃなくていい」
そう思えることが、子どもにも、親にもやさしい。
今月も“感じる食育”で、心を育てていきましょう🌿

