株式会社cotocoto
代表取締役 もときみさき

 

徳島県出身。四国大学生活科学部管理栄養士養成課程修了後、小学校・保育園栄養士として8年間勤務。延べ数百人の子どもと保護者に寄り添う中で、「仕事復帰への不安を抱えるママたち」の課題を目の当たりに。「食事作りがママだけの負担になっている現状を変えたい」その思いから2023年、株式会社cotocotoを設立。現在は「女性の社会復帰×チーム育児」をテーマに、年間延べ1,200組の家族が参加する食育プログラムや企業向け両立支援研修を企画・運営。保育園や幼稚園での職員研修にも力を入れている。

【主な実績】
・ワイヤートクシマ「はじめてキッチン」連載
・四国放送「ゴジカル!」レシピ提案・出演
・穴吹カレッジ専門学校非常勤講師(パティシエ・ベーカリー科店舗運営担当)

管理栄養士として、そして2児の母として、
「仕事も家庭も諦めない」女性の人生設計をサポートしています。

 


 

cotocotoの想い

感じる食育で“できない”を“できる”に

「仕事復帰したいけど、毎日の食事作りが回るか不安…」「完璧にできない自分を責めてしまう…」「夫に頼むのも申し訳なくて…」
保育園栄養士として数百名の働くママを見てきて気づいたこと。復職への最大の壁は 「食事の準備」 でした。でも、食事作りは愛情の証明じゃありません。「食育はいいことだから」と、ママが疲弊しながら必死に頑張っていませんか?私が提案するのは、家族みんなで「食べる力」を育て、ママの負担を減らす新しい食育です。私自身も2児の母として、ちゃんとしたいのに何もかも中途半端になり、疲弊した経験があります。だからこそ伝えたい。「仕事も家庭も、どちらも諦めなくていい」cotocotoは、食べる力・生きる力を通じて、男女ともに育児・家事を楽しめる社会をつくる会社です。

cotocotoの取り組み

• 個人向け食育プログラム
• 企業向け両立支援研修
• 全国への講師養成

親子・地域・社会をつなぐ 「食育のインフラ」 を築き、新しい家族のカタチを広げています。一人で悩まず、一緒に始めませんか?

 

悩みに寄り添うことの難しさ

そんな私が起業の道に進む一つの転機になったのが、我が子でした。今までは保育園の栄養士として離乳食をつくったり、保護者の方にアドバイスをしたりしてきましたが、実際に自分がママになった時に「あれ?食べてくれない・・」って焦ったんです。そこで初めて離乳食って教科書通りにいかないんだなって思いました。可愛い我が子の泣いてる気持ちや食べない気持ちが分からず、一緒に泣いたこともありました。想像以上の子育ての大変さを、ママになって痛感したんです。お母さんって思った以上に忙しいし、離乳食を教科書通りにやる時間もない。私たちの考える理想通りに動けるわけではないことを、そこで初めて痛感したんです。

さらに、次男は低体重児として産まれてきました。おっぱいやミルクを飲む力もないので、体重が増えない。私なりに頑張っても結果が見えてこない不安と、「私のせいでこの子は体重が増えない」レッテルを貼られているようでどんどん自信がなくなっていきました。そんなときに、ある助産師さんに話をじっくり聞いてくれて、うなずきながら「大丈夫、ママよう頑張っとるよ~」と言ってくれたのが本当に嬉しかったことを覚えています。自分がその言葉や行動で勇気づけられたように、私も今までの経験や知識を活かしてママたちの勇気や希望となる存在になりたいと思い、cotocotoを立ち上げました。

cotocotoが大切にしている①よりそい②むきあい③わかちあうは、私の実体験から生まれたものなんです。
全く野菜を食べない子どもがパクパク食べたり、いきいきとした表情を見せたり。それは、私も涙が出そうになるほど嬉しい瞬間です。生徒さんと家族のような関係を築きながら、共に育っていく子どもを見守る。そんな思いが、私がこの仕事を続ける原動力となっています。

食であなたのそばに WAKUWAKUを

子育ても食育も正解なんてないんですよ。ときどき薬のように便利な処方箋があったらどれだけ楽かと思うこともありますが(笑)ママたちは、正解がないから困っているんだけど、私は正解がないからこそWAKUWAKUするんですよね♪
でも、ママたちの気持ちは痛いほど分かるんです。ママになるとWAKUWAKU出来なくて、講師になるとWAKUWAKUする違いって何だろう?って考えたんです。それはね、講師として第三者が関わらせていただくことで、客観的な視点からアドバイスを行えて、最善の策をより冷静に一緒に探すことができるんですよ!

 

ここを第2 の食卓にしてほしい

実際に子どもや親子を対象にした料理教室を開催してみて、気づいたことがたくさんあります。その一つが、教室に参加しているうちに、子どもの新たな一面が垣間見えることです。

一人ひとりの性格や状況に応じたアプローチを行うことで、全然野菜を食べない子が食べたり、いきいきとした表情を見せたり。それは、私も涙が出そうになるほど嬉しい瞬間です。参加者と家族のような関係を築きながら、いっしょに育っていく子どもを見守る。そんな思いが、私がこの仕事を続ける原動力となっています。

何度も言いますが、食育に正解ってないんです。逆に「言われてイヤだな」と思ったり、思われたりすると、それが間違いなのです。でも、私のような第三者がそこに関わらせていただくことで、客観的な視点からアドバイスを行い、最善の策をいっしょに探すことができます。cotocotoの教室を通してコミュニケーション能力が高まったり、自分に自信が持てるようになったり。

そんな食育から生まれる可能性を、これからも力強く、そして柔軟に探していければと思います。離乳食や子育てに奮闘するパパやママ、そんなに一人で悩まないで。私たちといっしょに子どもの未来を見つめ、いっしょに笑ったり泣いたりしながら、幸せな未来を見つけましょう。

株式会社cotocoto代表取締役 もときみさき